携帯の”2年縛り”説は本当?【キャリア別】2年以内に(契約期間の満了前に)機種変更したとき解約金が発生するケース/しないケースとは?
機種変更をしたいけれど、2年間を待たずに買い換えたら”解約金”が発生しそう!
これはよく聞く話です。いわゆる携帯電話の”2年縛り”ですね。
そこでドコモ、au、ソフトバンクに真偽を確かめてまいりました。
結論からいうと、解約金が発生するケース、いくらか損をするケース、1円も損をしないケースとがありました。
■解約金が発生するケース
端的にいえば、2年以内に他のキャリアに機種変更した場合です。同キャリア間での機種変更であれば、そのままプランを受け継ぐため解約金は発生しません。
各キャリアの解約金の額は、ほぼ一律9,975円です。
【ドコモから他キャリアへ、契約期間の満了を待たずに機種変更する場合】
ほとんどの契約者、ファミ割MAX50、ひとりでも割50、(新)いちねん割引のいずれかに入っているそうです。このプランを途中で止めると解約金の9,975円が発生します。
【auから他キャリアへ、契約期間の満了を待たずに機種変更する場合】
「誰でも割」に入っている場合、9,975円の契約解除料、「 年割 」あるいは「スマイルハート割引」に入っている場合、3,150円の契約解除料が発生します。
【ソフトバンクから他キャリアへ、契約期間の満了を待たずに機種変更する場合】
ほとんどの契約者は「ホワイトプラン」や「オレンジプラン」などの料金プランに入っています。その料金プランを変更・解約するときに9,975円が発生します。
■いくらか損をするケース
これは、同じキャリア間で機種変更をした場合でも、他キャリアへ乗り換えた場合でも条件は同じ。
端末を購入したとき24回払いなどの分割払いをしている人は、分割払いの途中で買い替えをすると、本来受けられるはずの分割割引が適用されなくなります。24回払いで端末を購入した人は、分割引を受ける前提で安く購入しているはずが、割引を100%受けられない状態で残りの分割金を支払い続けなければならないのです。
ドコモは「月々サポート」、auは「毎月割」、ソフトバンクは「月月割」です。
例えばですよ。auで8万円の携帯を買ったとします。それを頭金8千円を払い、残り7万2000円を24回の分割払いにしたとき、2年間(24か月)払う金額は月々3000円。ただし、「毎月割」で毎月2000円の毎月支払う金額は「毎月割」でで契約したとき、毎月2000円が割り引かれています。
それを、購入後1年半で機種変更すると、残り6か月分の「月々2000円割引」が受けられなくなるのです。
これはもったいない! ということで、残りの支払い月を極力減らし、例えば1年10か月くらいまで引っ張って機種変更をするという人もいるとか。
ちなみに私は、1年11ヶ月目でauからauへと機種変更しました。損をしたのは2000円?
■1円も損をしないケース
契約期間の満了を待たずに機種変更をしても、一円も損をしないケースがあります。
条件は、次の2つを満たしていること。
・同じキャリア間で機種変更をする
・一括払いをした、あるいは分割払いの残りがなく”分割割引”も使い切っている
以上から学べることは、頻繁に機種変更をしたい人は、一括払いでドーンと買ったほうが損をしないということですね。