SkypeやZoomなど、テレビ電話方式での「オンライン授業」は、ノートパソコンやスマーフォン、タブレットの場合、追加で何も購入しなくても、付属のカメラ、スピーカー、マイクだけで始める事が可能です。
ただ、この場合、相手の声が周囲に聞こえてしまったり、自分の周囲の声が相手に聞こえたりして、授業に集中できない事があります。そんなときに、役立つのがヘッドセットです。
そんなオンライン授業に便利なヘッドセットですが、接続方法やバリエーションが複数存在するため、何を買えばよいのか悩む方も多いハズ。
今回はそんな先生へ、ヘッドセットを選ぶときに、気を付けるポイントを解説します。
使用する端末に対応した「ヘッドセット」を選ぼう
プラグ方式(ヘッドホン・マイク端子分離型)
一般的なパソコンの多くが採用している方式です。ピンク(マイク)と緑(ヘッドフォン)の2本のプラグを、パソコン側の同じ色のジャックに接続するタイプです。パソコン側のコントロールパネル等での設定が必要な場合があります。
プラグ方式(4極型・CITA規格)
最近のパソコンやiPhone、Nintendo Switch等で採用されている方式です。プラグは1本で3本の線が入っているのが特徴です。一般的なステレオヘッドフォン(2本線)とは、線の数で区別する事ができます。
USBコネクタ方式
ゲーミングヘッドセット等で多く採用されている方式です。USB端子の為、パソコンでの利用が中心になります。自動で認識されるタイプも多いため、接続が簡単なのもメリットの一つです。また、多機能にも対応しています。
Bluetooth方式
主にスマートフォン用ヘッドフォンとして、現在主流の方式で、マイク付きのものは、他の方式と同様にヘッドセットとして使用する事が可能です。ワイヤレスならではの開放感がありますが、利用前にペアリング等の接続作業が必要です。
用途や予算に合った「ヘッドセット」を選ぼう
100均タイプ (予算:100円~)
100円ショップでもヘッドセットが発売されています。機能そのものは大きな違いはありませんが、ほとんどが、イヤホンタイプのシンプルな製品です。耐久性や音質では、その他のタイプよりも劣る場合があります。
コールセンタータイプ (予算:1,000円~)
ヘッドフォンにマイクが付いた形式で、コールセンターのイメージフォトでよく見かけるタイプです。マイクを口元に寄せられるため、同じ部屋に多くの利用者がいるシチュエーションでおすすめのタイプです。
ゲーミングタイプ (予算:3,000円~)
オンラインゲームを利用するユーザー向けに作られた高音質・高機能タイプのヘッドセット。密閉型の場合、雑音をカットする利点がありますが、重量があるため、女性や長時間の利用には、やや不向きです。
高級ノイズキャンセリングタイプ (予算:25,000円~)
スマートフォン用で、今、大人気の高級ワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドセット。オンライン学習用としては、オーバースペックですが、購入済な方は、これを利用する事で快適なオンライン学習が可能です。
まとめ
ヘッドセットには、複数の接続方式が存在し、自分の使用する端末にあわせたタイプを購入する必要があります。また、100円ショップで購入できるものから、数万円の高級モデルまで、様々なバリエーションが存在します。
まず、自分の端末が、どのタイプのヘッドセットを接続できるか、確認したうえで、更に、予算や利用環境(周りがうるさいか、静かなのか、利用時間が長いか、短いか)も考慮した上で、好みのタイプを選ぶのが良いでしょう。