【解説】無料Wi-Fi使用時のセキュリティ対策・注意点
年々増えている外国人観光客の利便性を高めるため、日本全国の観光地を中心に、無料のWi-Fiスポットは急速に増加しています。
2020年の東京オリンピックに向けたインフラ設備と国策の影響もあるようです。
無料Wi-Fiは、利用したいですよね。でも無料って大丈夫なのかな?
逆に海外への旅行時、日本で使っているSIMカードは通常使えないので、無料Wi-Fiはとても重宝することになります。
必要不可欠そうなので、利用に関して勉強しろってことですよね!
まず最初に、無料Wi-Fiとは何か?
Wi-Fiとは、スマートフォンやパソコンなどを無線の電波でインターネット接続するためのネットワーク回線です。
施設やコンビニ、全国展開しているファストフード店など多くの場所で無料Wi-Fiを提供しています。
スマートフォンの「設定」→「Wi-Fi」で表示される、周辺のWi-Fiアクセスポイント名リストの左側、電波の箇所に「鍵マークがない」ものが、無料Wi-Fiです。
無料Wi-Fi使用時にはセキュリティを!
セキュリティ対策を行わない無料Wi-Fiの利用は、言うなれば、
「どうぞ自由に家の中に入ってお好きなものを何でも持っていってくださいね~」
と犯罪者を手招きしながら自宅へ招き入れるようなものです。
想像しただけでも、恐ろしいですよね。。。
被害の種類はどのようなものか?
最近のサイバー犯罪ではハッキングによる、仮想通貨・クレジットカード・ネットバンキングなど情報の盗難、メール・写真など個人情報の流出、LINE・Facebook・ツイッターなどのSNS乗っ取りなどが代表的です。
テレビ番組でネットセキュリティのプロが、Wi-Fiにつないだスマートフォンのハッキングを試したところ、わずか1分28秒で乗っ取ることができたことが話題になりました。
個人情報を搾取されることはもちろん、スマホ内の情報は全て犯罪者のものになるということです。
さらには、現在の位置情報や今その場で見ている画面までもが相手の手の内に・・・
偽のネットワークまである
サイバー犯罪者たちの手口は巧妙です。
中でもやっかいな一つは、それらしい名前のWi-Fi名を付けてハッキング用Wi-Fiを飛ばし、ユーザーが本物の無料Wi-Fiスポットと間違えてアクセスしてしまうケースです。
通信中のデータが丸見えなのはもちろん、不正なWebサイトへ誘導され閲覧してマルウェアが作動したり、不正アプリのダウンロードからパスワードが盗まれたり、相手の土俵に入っているのでやられ放題の状態です。
無料Wi-Fi使用時、これらの行為はなるべく避ける
最悪なのは、クレジットカード・銀行関係の番号・情報打ち込みや、SNS使用時のパスワード打ち込みなどでしょうか。
口座振替の操作なんてとんでもないですよ!
アナログ的なオレオレ詐欺が全くなくなる気配がないのと同様、
デジタル的なサイバー犯罪も後を絶ちません・・・
では、どうすれば良いか?