Facebookでアプリやゲームをしたことのある皆さん。
そのアプリを使う際、友達リストや友達の個人情報がアプリに流れているのをご存知ですか?
逆に言えば、友達がフェイスブック経由でアプリを使う際、そのアプリに自分の個人情報が流れている可能性があるわけです。
これは、Facebookの「プラットフォーム」という機能によるものです。
※デフォルトではプラットフォームはONになっています
ではプラットフォームとは何か、プラットフォームをON、またはOFFにするとどうなるか?
下記にまとめてみました。
■プラットフォームとは何か?
我々が駅で乗車する際、電車に乗るまでアクセスしやすいように「駅のプラットフォーム」が設けられていますよね。
それと同じく、Facebookと外部のアプリやウェブサイトを繋ぎ、その際に友達とも交流できるように配慮されているのがプラットフォームです。
■プラットフォーム機能をONにするとどうなるか?
【メリット】
・自分や友達が使うゲーム、アプリ、ウェブサイトを、情報共有できる
・友達がリンクを貼ったサイトに飛んだとき、Facebook経由でそのサイトに「いいね」を押したりコメントしたりして、サイト上でも友達と交流できる
【注意点】
これはつまり、自分が何かのアプリを使った時、友達と情報共有されているということになります。
例えば。
私は過去に「My Top Fans」というアプリを使ったことがありますが、その時、友達と共有するアクションを起こした覚えはありません。
にもかかわらず、なぜか「友達とシェアしています」項目に入っていました。
その結果、友達のニュースフィードに、私がこのアプリを使い始めたことが公開(=共有)されていたのです!!
そういえば、このアプリを使う時、アプリが自分の「友達リスト」にアクセスする権限を与えることを承知のうえで「許可する」ボタンを押したっけ。。
私の場合、デフォルトで共有されていたのは次の情報。
経歴、学歴、生年月日、家族と交際ステータス、オンライン状況etc…。
結構な個人情報が共有されていたんですね。。
(パソコンの方では、「設定」⇒「アプリ」⇒「他のユーザーが使用しているアプリ」の順にクリックすると下の画像を確認できます)
ニュースフィードで友達が使っているアプリをやたら推奨されていたのは、こうした個人情報が、友達が使うアプリを通じて流れていたからなんですね!
では、友達が使うアプリに、自分の個人情報が漏れるのを防ぐには?
方法は下記2つ。
【方法1】
プラットフォーム機能を制限する
【方法2】
プラットフォーム機能を完全にOFFにする
※注意:プラットフォームをOFFにすると、次の不便が生じます。
■Facebook公式アプリ・パソコンのフェイスブックを経由して、友達がリンクを貼っているウェブサイトに飛んでも、「いいね」ボタンを押せなくなり、コメント書き込みもできなくなる
■アプリやゲームを一切使えなくなる
まあ、Facebookは「見るだけ」「近況を投稿するだけ」で、そんなに他者と交流したりアプリやゲームを使ったりしない人であれば、不便ではないでしょう。
不便になるかたは、方法Aで制限することをお勧めします。
というわけで、方法A・Bの手順。
■方法A:プラットフォーム機能を制限
⇒共有されたくない個人情報の範囲を制限する
【スマホのアプリから設定】
メニュー⇒アカウント設定⇒アプリ⇒他のユーザーが使用しているアプリ
の順にタップし、共有されたくない情報のチェックを外します。
【パソコンのフェイスブックページから設定】
「設定」⇒「アプリ」⇒「他のユーザーが使用しているアプリ」の順にクリック。
共有したくない個人情報のチェックを外すし、「変更を保存」をクリック。
■方法B:プラットフォーム機能をOFFにする
繰り返しになりますが、OFFにするとアプリやゲームを一切使えず、友達経由で飛んだサイトなどに「いいね!」を押したりできなくなります。
【スマホのフェイスブック公式アプリから設定】
メニュー⇒「アカウント設定」⇒「アプリ」の順に進みます。
「プラットフォーム」をタップ。
「オフ」をタップ。
注意書きが出てきます。
こちらを読み了承したうえで、「プラットフォームの利用を停止」をタップ。
【パソコンから設定】
パソコンの方のフェイスブックページから、「設定」⇒「アプリ」の順に進み、「利用しているアプリ」の「編集」をクリックし、プラットフォーム機能をOFFにします。
以上でOK。
知らないうちに個人情報が流れるのを阻止したいかたは、ぜひ設定を。