考える力を伸ばす!『MESH』で学ぶプログラミング思考

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先日、お台場で開催された『教育IT・EXPO』にお邪魔してきました。

そこでは、数多くの企業が出展し、教育業界のトレンドを各方面から紹介されていました。特に今回の展示会場で目立っていたのは、STEM関連の教材です。STEMとは、Sience(科学)・Tecnology(技術)・Engineering(工学)・Mathematics(数学)の略で、2020年に始まったプログラミングの義務教育に合わせて、注目を集める、今後必要とされる「学問」であり、「能力」となります。教育IT・EXPOでは、このSTEMを学校授業に本格的に取り入れるための教材が、多数紹介されていました。こちらでは、その中でも特に気になった教材を、ご紹介したいと思います。

MESHって何?

今回紹介するプログラミングキット『MESH』。こちらは、多くのプログラミング教育用に販売されている教材と異なり、IoT(※1)を実践できる商品となっています。身の回りにあるものと組み合わせ、プログラミングをすることで、様々なアイデアを形にできるツールとなっています。このツールを通して、新たな仕組みを生み出す創造力や、身の回りの課題を解決する思考力など、これからの時代に必要な力を身につけることができます。

※1 IoT・・・Internet of Things(インターネットオブシィングス)の略称。スマートフォンやPCのみではなく、様々な物がインターネットと繋がっていること。(車やテレビ、エアコンなど繋がっている物の数は急速に増えている)

MESHのココがすごい

MESHは、センサーなどのワイヤレスブロックを使用し、プログラミングを施し、身の回りにある問題を解決できるよう考えられたツールです。ワイヤレスブロックの種類は全部で7種類あります。

左から、ボタン・LED・動き・人感・明るさ・温度&湿度・GPIO(スイッチ)です。

このブロックに様々なプログラムを組むことにより、幾通りの使い方ができるようになります。

例)
明るさブロックを使用し、部屋の電気が暗くなったのを感知したら、LEDのブロックを点灯する。温度&湿度ブロックを使用し、温度が30度以上になったら、ボタンブロックを使用し、エアコンのスイッチを入れる。

など、使い方は様々。

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授業でも使われている?

とある私立小学校で、小学6年生を対象に、MESHの試験授業が行われました。授業では最初に先生より、電気がつけっぱなしの夜の公衆トイレの写真を見せられ、このトイレの無駄な電力消費を無くすには、どのようにしたらいいかという課題が出されました。これに対し、生徒はグループ単位で回答を考えます。生徒はそれぞれ、みんなで話合い、実際にプログラミングボードを使用して考えを出し合いました。

また、電気回路の仕組みが学べるMESH専用のボードを使って、各MESHの仕組みを考え、動かし方を工夫する学習も行われています。

このように、実際に授業でMESHを導入しはじめている学校は増えており、今後、STEM教育の教材として、多く採用されていくことが期待されています。

MESHと他の教材との違い

現在販売されているプログラミング向けの教材の多くは、手元にあるロボットを組み立て動かすような、工学系のものが中心になりつつありますが、MESHは身の回りから課題を見つけ出し、解決を導いていくため、より身近な感覚で考えることができ、効果的に問題解決力が養えます。

もちろん、ロボット教材も、動きのしくみや、動かす楽しさなど、学ぶポイントは数多くあるので、合わせてチェックしてみてください。

最後に

いかがでしたか?今回は、STEM教育用教材として注目を集めているMESHを紹介しました。今後、多くの学校や塾の教材として利用されていく教材ですので、ぜひチェックしてみてください。

この記事を書いた人

学校教育では教えてくれない、これからの時代に対応できる“地頭の良い子”を育てるための情報を、様々な方向から見つけて発信していくサイトです。

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