スマートフォンの普及率が上がるとともに、それを狙った新種のウィルスも増え続けています。
多くのセキュリティベンダーがAndroidを狙ったウィルスは現在の流行りと口を揃える状況です。
パソコン同様、スマートフォンにもウィルス対策ソフトが必須となっています。
■軽快な動作がウリのESETセキュリティー
セキュリティソフトを入れたほうが良いのは分かるけど、それで動作が重くなるのは嫌だなと感じている人は多いと思います。
システムに常駐させた際の負荷や、スキャンに掛かる時間などはソフトごとに違うので、出来ることなら軽い物を選びたいですね。
私は2月からESETセキュリティーを使ってますが、噂どおり軽快な動作で常駐していることを感じさせません。
■ESETセキュリティソフトの機能
1.アプリをインストール時にスキャンしてくれる
アプリを新規にインストールするときや、更新があった際には良くない物が含まれてないかチェックしてくれます。
一般的なスキャン機能ですね。
2.アプリの権限をチェックして報せてくれる
アプリをインストールするときは、どんな権限を要求されているか、目的外の情報にまでアクセスされてないか自分で見極める必要あります。
しかし、どの権限が何に対して有効なのか分からない、見るのを忘れてそのままインストールしてしまった。などなど起こりますね。
ESETセキュリティは各アプリが要求する権限をチェックし、位置情報や端末情報にアクセスする物に対してはユーザーに警告を発します。
該当の新規アプリがある項目は色分けし一目で分かるようになります。
ID情報や位置情報は普通のアプリでも要求してくるので、それだけでは怪しいと言えません。
ただ、明らかに要求する必要のない位置情報まで取得しようとしているなど、おかしな物がある場合は注意が必要です。
3.紛失・盗難対策
ESETにはアンチセフトと呼ばれる紛失・盗難対策のための機能があります。
似たようなことはGoogleのデバイスマネージャーでも出来ますね。
ESETアンチセフト(https://anti-theft.eset.com)にログインすることで使えるようになります。
ESETはファミリーパックを購入するとパソコン、タブレット、スマートフォン合計5台までインストール可能になります。
ノートパソコンとスマートフォンをひとつのソフトで盗難対策できる、管理できるのが便利な機能ですね。
4.SNSのスパム投稿も監視する
SNSで定期的に起こる問題がアカウントの乗っ取り、身に覚えのない投稿が気づかないうちにされているです。
だいたい決まってるパターンとしては怪しいURLを含み、踏んだ先でアプリ連携するとそのアカウントも乗っ取られ、感染が広がっていく流れでしょうか。
ESETアンチセフト(https://anti-theft.eset.com)にはSOCIAL MEDIA SCANNERという機能があります。
利用者のTwitterとFacebookを定期的にスキャンし、タイムラインにフィッシングサイトのURLなどを含んだ投稿がないか監視してくれます。
悪意ある投稿が見つかった場合は可能であればダイレクトメッセージなどで直接、危険を呼びかけます。
このメッセージを送りたくない、自分だけ知っていれば良い場合は管理画面の「設定」から無効化することも可能です。
5.フィッシング対策
本物そっくりの偽サイトを作り、ログインに必要なIDやパスワードを盗み出すフィッシング詐欺。
ESETセキュリティではデータベースと照合し、今アクセスしてるサイトが安全かどうかをチェックしてくれます。
ただしブラウザの仕様によって対応してる物と対応してない物とがあります。
Android標準ブラウザ、Google Chromeは対応しています。
半年使った感想ですが軽さ、機能、価格(比較的安価)すべての面で満足してます。
私はファミリーパック購入して自分で使い切らない分は家族に配りました。
自分の電話番号や個人的なあれこれを知ってる人間がノーガード。これが実はセキュリティ上、一番の穴なので。