長引くコロナ禍での生活に、我慢続きの子どもたち。思うように外出できないなかでも、子ども同士の交流は大切です。少しでもストレスを減らし、コミュニケーション能力を育むためにも、工夫しながらお友だちと関わりましょう。
今回は、コロナ禍でお友だちと遊ぶときのアイデアを紹介します。
お家で、少人数で遊ぶ
家の中とはいえ大人数で集まることを避けたいときは、少人数で遊ぶようにしましょう。とくに幼児同士で遊ぶ場合は保護者や兄弟も一緒に過ごすため、気付けば大人数になってしまっていることも。2~3家族ずつ集まるなど、人数をコントロールしてください。
また、家の中はいわゆる「三密」になりやすい空間ですから、
・定期的に換気する
・遊ぶ時間とおやつの時間をきちんと分ける
など、できる限りの対策を行うこともポイントです。家の中で遊ぶとどうしても「食べながら遊びながら」になってしまうことが多いため、注意しましょう。
公園で遊ぶ
室内の「三密」が気になる、体を動かして遊びたい、というときには公園がおすすめです。少なくとも「密閉」を避けることが可能で、感染リスクは下がるといえます。サッカーやキャッチボールなど、子ども同士が距離を取れる遊びならより安心です。
ただ、体を動かして遊んでいるうちにマスクが苦しくなったり、手洗いうがいが十分にできない環境であったりすることも。
・飲食をする場合は手洗いうがいをしてから
・帰宅後もしっかりと手洗いうがいをする
などを意識しましょう。
オンラインゲームやビデオ通話を活用する
お家時間が長くなり、ゲームを楽しむ子どもが増えています。オンラインでフレンド同士が遊べるシステムをもつゲームも多数あるため、もし同じゲームを持っているなら、自宅にいながらオンライン上で遊ぶのもひとつの方法です。ゲームを持っていなくても、LINEなどを使ったオンライン通話でコミュニケ―ションをとる方法もあります。
この遊び方は、感染リスクはありませんが、ちょっとしたことでトラブルにつながる危険があるので注意が必要です。
・保護者の目の届くところで遊ぶ
などに注意して、トラブルなく遊べるように見守りましょう。
また、家庭内でも
・1日に遊んでいい時間を決めておく
・課金はしない
のように、「我が家のルール」を決めておいた方がよいでしょう。
お手紙交換で楽しむ
女の子はとくに、お手紙交換が大好きです。読む練習、字を書く練習、文章を組み立てる練習と、ちょっとしたお勉強になるのもうれしいポイント。絵やシールを添えれば華やかな仕上がりになります。
幼稚園や学校で交換してもいいですが、文通をするのもおすすめです。切手を貼ってポストに入れたり、毎日郵便受けをチェックしたりするドキドキワクワク感は、文通ならでは。離れていても、お互いのことを考えているのが伝わってくるでしょう。
キーホルダーやおやつのやりとりはできない(重量によって追加料金が必要)ことや、切手がいくらぐらいするのかを考えることで、社会勉強の一環にもなります。
トラブル防止のためにも、保護者同士で遊び方の相談をしよう
以上、コロナ禍でお友だちと遊ぶ4つのアイデアを紹介しました。
一概に「ここまではよい」「ここからはだめ」と線引きできないのが難しいところ。保護者がどんな職業に就いているか、同居の高齢者がいるかなど、家庭環境によっても判断が分かれます。
だからこそ大切なのが、保護者同士での事前相談。「家に5人集まるけどいい?」「公園で遊びたいみたいだけど、どうかな?」とひと言相談するだけで、トラブルを避けることができます。
お友だちと楽しく遊びながら、このコロナ禍を乗り切りましょう。