算数オリンピックで金賞を受賞したお子さんとお母さまにインタビューを行いました。お話を伺う中で、幼少期から育まれた興味、ご家庭のサポート、そして幼児教室(プラチナム学習会)での経験が、金賞という成果にどのように繋がったのかが見えてきました。
プラチナム学習会の塾長・泉谷顕縦氏もインタビューに立ち会い、当時のエピソードやお子さんの成長をお母さまと振り返りながら、成功の鍵について深堀してみました。
算数オリンピックとは?
算数オリンピックは、国際的な大会であり、地球上すべての子どもたちが「算数」という共通言語で思考力と独創性を競い合う場です。この大会は、フィールズ賞受賞者であり世界的数学者の広中平祐先生の提唱により、1992年から毎年開催されています。
中でも、小学3年生までを対象とした「キッズBEE」クラスは、算数オリンピックの初級部門にあたり、楽しみながら高い思考力と柔軟性が求められる問題に挑むことが特徴です。多くの子どもたちが「遊びの延長線上にある算数」の魅力を感じながら挑戦しています。
小学2年生で金賞!全国1位の快挙
今回、キッズBEEクラスで金賞を受賞したお子さんは、小学2年生ながら同学年で全国1位という素晴らしい成績を収めました。本来、小学3年生が有利とされる中で、1学年下ながらも金賞を受賞するという快挙は非常に特筆すべきものです。
「小学2年生で金賞、しかも同学年で全国1位という結果は予想以上でした。本人も『もっと算数を頑張りたい』と話していて、この大会が良い刺激になったようです」とお母さまは語ります。
お子さん自身も、「問題がすごく楽しかったので、楽しみながら解けました。これからももっと算数を勉強したいです」と笑顔で語ってくれました。
塾選びで大切にした「考える力を育む環境」
お子さんがプラチナム学習会に通ったのは、年中から年長にかけての時期でした。この塾選びにあたり、お母さまは「反復学習や詰め込み教育を行う塾は絶対に避けたい」という強い思いを持っていたそうです。
「ただ問題を解くだけでなく、自分で考える力を育ててほしいと思っていました。そのため、解法を暗記させるような塾ではなく、子どもの思考力を伸ばしてくれる場所を探しました」とお母さま。反復練習で答えを覚える学びではなく、問題へのアプローチを自ら考え、創意工夫できる力を重視して塾選びを進めたといいます。
その結果出会ったのが、プラチナム学習会でした。この塾は、暗記に頼らず考える力を重視するカリキュラムが特徴で、お子さんにぴったりの学びの場となりました。
プラチナム学習会で才能を開花
プラチナム学習会では、「考える力」を育てる授業や教材が大きな刺激となりました。お子さんは年中の頃から、パズルや図形問題に取り組み、少し難しい問題にも興味を持つようになったことで、学ぶ楽しさを深く感じられるようになりました。
お母さまは、「プラチナム学習会での学びが、算数をただの勉強ではなく楽しめるものにしてくれました。オリンピックのような難問に挑む力を育てる基礎を作っていただいたと思います」と振り返ります。
インタビューに立ち会った泉谷塾長も、「この子の学びに対する前向きな姿勢は、幼少期から花開き、自分で考えることを楽しみ、それを繰り返すことでどんどん成長していったのでしょう」と述べ、成功の要因を振り返りました。
数字への興味が芽生えた幼少期
幼少期から数字や算数に興味を持っていたお子さん。「1歳半くらいから数字に触れるのが好きで、2歳のクリスマスには数字のパズルをプレゼントしました」とお母さまは語ります。旅行先では、お土産にぬいぐるみではなく定規を選ぶなど、数字に関連するものに自然と興味を持つ姿が印象的だったといいます。
また、小さい頃からナンバープレートの数字や駅名の番号に興味を示し、観覧車に乗った際には「15分で一周だから、一番上に行くのは7分30秒だね」と即座に計算してみせるなど、その鋭い観察力に周囲を驚かせました。
学びを「楽しむ」姿勢が成功の鍵
お母さまは、「子どもが学びを楽しいと思えるようにすること」を最も大切にしてきたと語ります。「難しい問題に対して『これは楽しい挑戦だよ』と伝え、勉強を苦痛に感じさせない工夫を心がけました。無理に押し付けることはせず、興味のあることを伸ばす環境を整えてきました。」
家庭では、自然と算数に触れられるように本やパズル、ゲームを自由に選べる環境を用意。「置いておくだけで、本人が興味を持ったときに手に取れる環境を作るようにしました。これが自主性を育てたと思います」と話します。
結びに
今回のインタビューを通じて、お子さんが「算数が楽しい」と感じながら取り組んでいる姿勢が、金賞という素晴らしい結果に結びついたことを強く感じました。お母さまは、「学びを苦痛にせず、楽しいと思わせる工夫が大切だと思います」と語り、その子育ての姿勢が印象的でした。
さらに、お子さん自身も「算数はどこにでもある」と語り、身の回りのものを数や図形として捉える観察力の高さを発揮していました。「算数オリンピックの問題も、考えて解けたときが楽しかった」と語るその言葉から、学ぶ喜びを感じ取ることができます。
家庭のサポート、日常の中での興味、そして本人の努力が見事に融合した結果と言えるでしょう。これからもお子さんが算数を楽しみながら、さらなる挑戦を続けていくことを期待しています。
算数オリンピック委員会
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