話題の幼児向け英語学習アプリ「Lingokids(リンゴキッズ)」。
YouTubeなどでリンゴキッズのキャッチーな英語の歌を耳にしたことがある方も気多いのではないでしょうか?
リンゴキッズは基本的には有料アプリですが、無料トライアルや、ずっと無料で使える限定コースもあるので、気軽に取り入れられるおうち英語ツールとしておすすめです。
とはいえ、いざアプリをダウンロードするとなると、
「リンゴキッズって、どんなことができるの?」
「子どもが興味を示してくれるのかな?」
「どれくらいの年齢や英語のレベルにおすすめなの?」
などなど、気になってしまいますよね。
そこでこの記事では、リンゴキッズの特徴やコンテンツの内容、無料アカウントの登録方法など、実際にアプリを使ってみた感想とあわせて詳しく解説していきます。
Lingokids(リンゴキッズ)とは?
Lingokids(リンゴキッズ)は、遊びを通して英語が学べる人気のPlaylearning™アプリです。
楽しいコンテンツが700以上もあり、世界中で3,000万以上の家庭で、子どもの英語学習に活用されています。
また、コンテンツには、大学出版局として最古の歴史を持つオックスフォード大学出版局のものが使われ、すべて教育の専門家により監修されているという、クオリティの高さもポイントです。
対象年齢
リンゴキッズの対象年齢は、2歳〜8歳となっています。
もちろん、対象年齢以上のお子さんや大人でも、英語学習ツールとして活用可能です。
アプリのレビューを見ていると、中学生でも楽しく使っているという方もいました。
しかし、ゲームに出てくる算数の問題などのレベルを考慮すると、やはり小学校低学年くらいまでが最適かと思われます。
コンテンツの中の英語ソングなどは、赤ちゃんからでも楽しめます。
英語のレベル
リンゴキッズは、ABCがわからない、まったくの初心者でも大丈夫です。
アカウント設定の際に、3段階の英語のレベルから学習内容が選べます。
Lingokids(リンゴキッズ)で英語を学ぶメリット
リンゴキッズは、ほかの英語学習アプリとどこが違うのでしょうか?
私が実際にアプリを使ってみて感じた、リンゴキッズのメリットはつぎの7つです。
- 遊びを通した体験型学習
- 自然に英語脳を作る
- 3つの英語レベルから選べる
- 広告の表示は一切なし
- 子ども主体で学習できる
- 世界中の保護者コミュニティに参加
- 子どもの学習進捗が管理できる
ひとつずつ説明していきますね。
遊びを通した体験型学習
リンゴキッズのメリットの1つめは、ゲームや遊びを通して自然に英語が学べることです。
リンゴキッズは、『楽しいアクティビティをしているときに、子どものやる気や集中力が向上し、より間違いを恐れなくなる。そして遊びが想像力を育み、子どもたちに冒険心を与える』という考えから、すべての学習コンテンツに遊びやゲームの要素が含まれています。
例えばladybug(てんとう虫)という単語を学ぶときには、障害物を避けながら、すべてのてんとう虫を捕まえていくというゲームをします。
てんとう虫の絵と単語がセットになってインプットされ、てんとう虫を捕まえる度にladybugという言葉がリピートされるため、そのまま単語を覚えるよりもずっと記憶に残りやすくなる仕組みです。
さらに、間違った虫を捕まえてしまうと「Oops!We don’t want that.(おっと!それじゃないよ。)」や、川を飛び越えるときには「Don’t fall in the water!(水に落ちないで!)」などのナレーションがあり、日常英会話のフレーズに触れることもできるようになっています。
うちの子ども達も、「勉強している」という感覚がないため、自ら進んでリンゴキッズで遊んでいます。
自然に英語脳を作る
リンゴキッズのメリットの2つめは、英語で聞いて、英語で理解する「英語脳」が鍛えられることです。
リンゴキッズの指示や質問は、すべて英語で行われます。
オールイングリッシュと聞くと、ある程度英語ができないと遊べないのでは?と思ってしまうかもしれませんが、心配はいりません。
指示されていることは視覚的に想像できるようになっており、それにあわせて繰り返させる英語のフレーズを聞き続けることで、徐々に意味を理解できるようになっていきます。
※保護者向けのメッセージは日本語で表示されるので、英語に自信がない保護者の方も安心です。
3つの英語レベルから選べる
リンゴキッズのメリットの3つめは、学習内容が3つの英語レベルから選べることです。
アカウントを設定するときに、下記の3段階から、子どもの英語レベルを選択します。
- 低 個々の単語
- 中 シンプルな言い回し
- 高 要求を伝達
各レベルの年齢目安としては、
- 低 2歳〜4歳
- 中 4歳〜6歳
- 高 6歳〜8歳
となっていますが、英語学習の経験がないお子さんであれば、とりあえず一番低いレベルから始めて、様子を見ることをおすすめします。
英語レベルの設定は、いつでも簡単に変更可能なので、あまり深く悩まなくても大丈夫です。
英語レベルを変更する方法
いったん設定した子どもの英語レベルを変更する手順は、次のとおりです。
1.画面右上のアイコンをタップして、保護者専用ページを開きます。
2.「あなたのお子様」の下にある、子どものアカウントアイコンをタップ。
3.ここで、英語レベルを含め、子どもの登録情報を変更できます。
広告の表示は一切なし
リンゴキッズのメリットの4つめは、アプリに広告表示がないことです。
リンゴキッズは、子どもが使うのに最適なアプリを提供することをポリシーにしているので、その妨げになる広告は一切表示されません。
これは、無料版であっても同じです。
年齢の低いお子さんがいるご家庭だと、お子さんが誤って広告をクリックしてしまい、別の画面に移行⇒その度に保護者がアプリを開き直す、という作業にうんざりした経験があるのではないでしょうか?
リンゴキッズなら、たとえ無料版でも、安心して子どもをアプリで遊ばせることができます。
子ども主体で学習できる
リンゴキッズのメリットの5つめは、子どもが自分でアプリを操作できることです。
リンゴキッズは子どもが直感的に使えるように設計されているため、保護者が付きっきりになる必要がありません。
子どもが自分で学習してくれるのは、保護者として助かるというだけでなく、子どもの自主性を育むのにも役立ちます。
世界中の保護者コミュニティに参加
リンゴキッズのメリットの6つめは、世界中の保護者と英語で意見交換ができることです。
アプリの保護者専用ページには、子育てや教育に関するお役立ちトピックがあり、それぞれのトピックにコメントや質問などができるようになっています。
例えば、「筆記体とタイピングのどちらを学ぶべきか?」といったトピックなど、我が家でもちょうど悩んでいたタイムリーな話題だったので参考になりました。
実際に投稿されたコメントを見てみると、短くてシンプルなものも多く、子どもと一緒に英語を学習している保護者の方の実践練習の場としてもおすすめです。
子どもの学習進捗が管理できる
Lingoリンゴキッズのメリットの7つめは、学習進捗の管理ができることです。
保護者専用ページの「学習プラン」を開くと、どのトピックをどれくらい学習しているのかをチェックすることができます。
子どもは好きなゲームに偏りがちなので、たまに学習進捗をチェックして、「今日は◯◯を遊んでみたら?」と誘導するのに便利です。
ユニット1のコンテンツが終了すると、次のユニット2がアンロックされ、どんどん新しいアクティビティへ挑戦していくことができるようになっています。
また、有料版でのみ利用可能ですが、「プログレスセンター」では、さらに細かい学習状況のレポートが確認できます。
Lingokids(リンゴキッズ)で学べること
では次に、リンゴキッズの内容を見てみましょう。
リンゴキッズの学習内容は、英語レベルやユニットによって異なりますが、主に下記のようなスキルを身につけることができます。
- フォニックス
- さまざまな分野の単語
- 英会話フレーズ
- 算数・図形
- 思考力
それぞれ、もう少し具体的に説明してきますね。
フォニックス
フォニックスは、単語の正しい読み方や書き方を身につけるための大切な学習です。
リンゴキッズでもアルファベットの指なぞりから始まり、上級になるとアルファベットの音を組み合わせて自分で単語を読むための練習をします。
上級では、m-a-tという、3つのアルファベットを土の中から掘り出し、正しく並び替えて単語にするゲーム。
フォニックスについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
さまざまな分野の単語
リンゴキッズでは、色、数字、家族、体のパーツ、動物、曜日など、さまざまな分野の単語を3,000語以上学びます。
ゲームの例としては、先ほどご紹介したladybug(てんとう虫)を捕まえるゲームの他にも、上級になると下記のようなちょっと複雑なクイズも登場。
例えばこのゲームでは、はじめに、「この人はおじいさんです、この人はお母さんです」というように紹介した後に、「誰がおじいさんですか?」というような質問がリピートされ、家族を表す単語を覚えると同時に、英語での質問の仕方が覚えられるようになっています。
英会話フレーズ
日常英会話のフレーズは、アプリ内のゲーム全体を通して耳にすることができます。
なかでも「My teacher」は、まるで英語の先生とコミュニケーションを取っているような感覚でレッスンが受けられるユニークなコンテンツです。
算数・図形
数字や図形の名前を英語で覚えるのはもちろん、リンゴキッズでは足し算などの算数がゲームの要素に含まれることもあります。
例えばこちらのゲームは、車を運転しながら、正しい数の絵を選択していくというもの。
正解するとスターが拾えるボーナスロードに、間違えると泥だらけのあぜ道に。
fish(不可算名詞)やmice(イレギュラーな複数形)など、自然に組み込まれているのにも注目です。
思考力
リンゴキッズには、思考力を鍛えるパズルゲームもたくさんあります。
こちらは、Right, Left, Up, Downなどの方向の指示を出しながら、パンダのエリオットを食べ物までたどり着かせるゲーム。
楽しみながら、英語とプログラミング的思考が学べるコンテンツになっています。
ほかにも、動画で一緒に英語の歌を歌ったり、オーディオブックで読み聞かせをしたり、とにかくコンテンツが豊富です。
Lingokids(リンゴキッズ)の料金プラン
つづいては、リンゴキッズの料金を見ていきましょう。
リンゴキッズの料金プランには、つぎの3種類があります。
- 有料プラン(フルバージョン)
- 7日間無料トライアル
- 無料の限定コース
それぞれの料金プランでできることや、注意点などを説明していきます。
有料プラン(フルバージョン)
リンゴキッズの料金プラン1つめは、コンテンツが使い放題の有料プランです。
料金は支払い方法によって異なりますが、月払い(Premium Plan)の場合は月額2,500円。
少し高いような気もしますが、3ヶ月ごとのサブスクリプションなら月あたり約1,767円。年間払いなら月あたり約642円と、月払いより75%以上も安くなります。
また、アカウントは4つまで登録可能なので、兄弟で使う場合はさらにお得です。
※2021年11月現在の価格 | 月額 | 3ヶ月間の料金 | 1年間の料金 |
月払い | 2,500円 | 7,500円 | 30,000円 |
3ヶ月 | 1,767円 | 5,300円 | 21,200円 |
1年間 | 642円 | ー | 7,700円 |
7日間無料トライアル
リンゴキッズの料金プランの2つめは、7日間無料トライアルです。
無料トライアルに申し込めば、7日間、リンゴキッズのコンテンツが使い放題になります。
有料版に申し込む前に、ぜひ無料トライアルを活用することをおすすめします。
無料トライアルの解約方法
無料トライアル版は、期間が切れる24時間前までに手続きしなければ、自動的にサブスクリプションが更新されます。
トライアル期間中に解約しても、7日間のうちの残りの期間は引き続き無料でフルバージョンが使えるので、有料版にアップグレードする予定がない場合は、申込後すぐに、下記の手順で解約手続きをしておけば安心です。
手続きは、iPhoneの場合はホーム画面の設定から、Androidの場合はGoogle Playストアから簡単にできます。
それぞれ、下記の手順で解約手続きを進めましょう。
ずっと無料の限定コース
リンゴキッズの料金プラン3つめは、ずっと無料で使える限定コースです。
料金は一切発生しませんが、1日に遊べるのは、各アカウントにつき3コンテンツまでという制限がついています。
Lingokids(リンゴキッズ)無料版の登録方法
リンゴキッズのアカウント登録自体は非常に簡単なのですが、無料版と無料トライアルを間違えて登録してしまうことがよくあります。
「リンゴキッズって、1週間しか無料で使えないの⁉」
「無料版に申し込んだつもりなのに、課金された?」
というトラブルを避けるために、リンゴキッズ無料版の登録方法を説明しておきます。
1.子どもの英語レベルを選択
リンゴキッズのアプリをダウンロードしたら、画面の指示にしたがってアカウントの設定をしていきます。
まずは、子どもの英語レベルの選択です。
2.子どもの誕生日を登録
生まれた年と月だけでOKです。
3.子どもの名前を登録
本名を登録する必要はありません。ニックネームでも大丈夫です。
4.メールアドレスを登録
Apple IDやGoogle Playに紐付いていない、フリーメールアドレスなどでも大丈夫です。
メールアドレスを入力したら、「メールアドレスを使用」をタップします。
5.料金プランを選択<重要>
無料版に登録したい場合は、下の方にある「もしくは限定バージョンをお試しください」をタップします。
グレーで書かれていて見づらいので、注意してくださいね。
Lingokids(リンゴキッズ)を使った感想・口コミ
リンゴキッズを実際に使ってみて、まず思ったのが「楽しい!」です。
大人が遊んでも意外と楽しいと感じるほどなので、子どもの食いつきも◎うちの子どもたちも、気づけば、リピートされるアプリの英語のセリフを口ずさみながらゲームをしていました。
アプリのレビューにも同じようなプラスの口コミが多く、中には、楽しすぎて子どもがやりすぎてしまいそうなので、時間を決めているという口コミも。
ただし、リンゴキッズはインプットがメインの学習ツールです。バランスよく英語力を伸ばしていくためには、ある程度自信がついたら、子ども向けのオンライン英会話スクールなどで、アウトプットの機会を作ってあげたほうがいいかなと思いました。
悪い口コミもある?
一方、ネガティブな口コミもチラホラ見受けられました。
しかし口コミを読んでみると、そのほとんどが無料版と間違えて有料版に登録してしまったり、解約方法がわからなかったことが原因のようでした。
確かに、無料版(限定コース)の申込みは、パッと見ただけでは分かりづらいので注意が必要ですね。
もし無料版と間違えて、7日間の無料トライアルに登録してしまった場合も、先ほど説明した手順でサブスクリプションをキャンセルすれば課金されることはないので、安心しましょう。
最後に
今回は、遊びながら英語が学べる子ども向けアプリ「Lingokids(リンゴキッズ)」について、お伝えしてきました。リンゴキッズは楽しいだけでなく、すべてのコンテンツに英語のスキルが自然に身につく工夫がしっかりされています。
また、子どもにとっての使いやすさを追求している点も、子どもが飽きずに学習を続けられる理由のひとつでしょう。
無料版の1日3コンテンツだと、だいたい10分〜15分ほどで終わってしまい、物足りなさを感じるかもしれません。
ぜひ無料トライアルを活用して、リンゴキッズのコンテンツを思いっきり試してみましょう。