みなさまは、海外旅行に行った際に、現地のSIMカードを入手して、携帯電話に差し込む。なんてことは経験ありますでしょうか。
日本のキャリアで契約した携帯電話をそのまま、海外に持っていって利用することは可能ですが、海外ローミングサービスを受けると、通話料もデータ通信料も日本で使用していた時と比べると物凄く高額になってしまいます。
そのため、海外旅行が多い方は、普段利用している携帯電話のSIMロックを解除するか、海外旅行用にSIMフリースマートフォンを入手して、現地キャリアのSIMカードに差し替えて、通話料、データ通信料を抑えるというテクニックを使っています。
しかし、SIMカードの入れ替えは面倒なもので、機種によっては、バッテリーパックカバーを外した箇所にあったり、専用のピンを使って、SIMカードトレイを引き出す必要があります。
そのようなSIMカードの入れ替えの面倒さを解消するのが、今回ご紹介する「貼るSIM」です。
この貼るSIMがどのようなものなのか、ご紹介します。
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■普段利用しているSIMカードに貼り付ける「貼るSIM」
貼るSIMは、シールにSIMカードのICチップが搭載されており、普段利用しているSIMカードのICチップ部分に貼るSIMを貼り付けることで、海外SIMとして機能させるというものです。
SIMカードのICチップの上にシールを張るので、日本国内で利用する際には、どうなるのか?と疑問を感じた方も多いのではないでしょうか。
ICチップは、アプリで制御するので、日本国内で利用する際は、普段から利用しているキャリアの契約で通信することが可能です。
海外に旅行や出張に行った際に、アプリで海外SIMとして切り替えて、利用すればいいわけですね。
■貼るSIMの注意点
貼るSIMを利用する際の注意点として、利用しているスマートフォンがSIMロックを解除していること、もしくはSIMフリーのスマートフォンを利用していることが条件になります。
普段利用しているスマートフォンとSIMカードだからと言っても、貼るSIMを使えば、別のSIMカードを差し込んでいるのと変わらないからです。
また、Andorid(アンドロイド)の場合は、SIMフリースマートフォン等に入っている「SIM Toolkit(シムツールキット)」が動作することが条件なので、キャリアのAndroid(アンドロイド)を使う際には気をつけておきたいところです。