クリスマスプレゼントにも! 教育ライターがおすすめする論理的思考力を育むトイ5選

スポンサーリンク

街がクリスマスカラーに染まっていく季節。毎年、この時期になると、お子さんへのクリスマスプレゼントに悩む方も多いでしょう。
「ゲームだと、遊んでばかりで喧嘩になりそう……」
「せっかくだから、勉強になるものがよいけれど、それでは子どもはつまらないかしら……」
毎年、教育ライターであり一児の母である筆者の元には、お父さんお母さん方から子どもへのクリスマスプレゼントの相談が寄せられます。

そこで、今回は様々なプログラミングトイや知育玩具に触れてきた筆者が、実際に子どもと遊んで楽しく身になった5つの商品を紹介します。いずれも、作り手の「子どもたちが楽しみながら、力を身に付けてほしい」という思いが伝わってくるものばかりです。

※以下、価格はすべて税込み
※メーカー直販、量販店などの実売価格をもとに明記しています。2021年12月1日時点の価格のため、商品の価格が変動する場合があります。

ゲームを遊ぶ楽しさだけでなく、作る楽しさを味わえる! 「ナビつき! つくってわかるはじめてゲームプログラミング」

最初にご紹介するのは、Nintendo Switchで楽しめる「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」(以下、「はじプロ」)です。今や、多くの小学生がSwitchで遊んでおり、友だちとインターネットを介したゲームを楽しんでいます。「はじプロ」は、そんなゲームがどんな風に作られているかを、プログラミングという形で体験することができます。

「はじプロ」は、1本で以下のような遊び方が楽しめます。

1.普段遊んでいるゲームの裏側を知ることができる
2.自分で本格的なSwitchのゲームを作って遊ぶことができる
3.作ったゲームを他のひとに遊んでもらったり、他のひとの作ったゲームを遊んだりできる(※1)

「はじプロ」には、「ナビつきレッスン」と「フリープログラミング」の2つのモードがあります。「ナビつきレッスン」で、丁寧なナビゲーションに沿って、不思議な生き物「ノードン」をつなげていくことで、 7種類のゲームをプログラミングすることができます。ここでゲームがどのように作られているのかを理解しつつ、実際にプログラミングをしてゲームを最後まで仕上げます。

慣れてきたら、自分で自由につくる「フリープログラミング」に挑戦。一から自分で作ってもよし、「ナビつきレッスン」で作ったゲームを改造してみたり、他のユーザーが作って公開しているゲームをダウンロードして遊んだりすることもできます。(※1)
自分の作品を公開して遊んでもらい、家族やお友だちから感想がもらえれば、ゲームを作る励みにもなりますし、さらに工夫して作ってみようという意欲がわくかもしれません。ゲームばかりしている……とお悩みの保護者さんにもおすすめです。

※1 作ったゲームをインターネットで公開したり、もらったりするには「Nintendo Switch Online」(有料)への加入が必要です。

「ナビつき! つくってわかる はじめてゲームプログラミング」
発売:任天堂
機種:Nintendo Switch
直販価格:ダウンロード版2,980円、パッケージ版(ノードンふりかえりカード付き)3,480円

©Nentendo

毎月バラエティ豊かな教材が届く”教育プログラム” 「ワンダーボックス」

ワンダーボックスは、スマホやタブレット用のアプリと、手と頭を使って楽しむアナログの教材がセットになった新しい教育プログラムです。

教科別の知識学ぶのではなく、思考力やアート、サイエンス、プログラミングなどのSTEAM教育分野を横断的に体験することができます。

「算数オリンピック」の問題制作チームが、パズルや謎解き、ワークブックなど、子どもの「地頭」を刺激する問題を作成しています。五感を使って考えながら、たくさんの試行錯誤を繰り返し、楽しみながら子どもたちの「思考力」、「創造力」、「意欲」が引き出されます。

毎月バラエティ豊かな教材が届くので、「今月は何かな?」と、子どもが飽きることなく楽しめます。

ワンダーボックス
発売:ワンダーラボ
機種:iOS/Android/Amazon(スマートフォン可)
価格:3700円/月~
※12か月一括払いの場合、毎月払いは4000円/月、兄弟の追加は一人に付き1,850円/月

iPadの画面とリアルのブロックが連動する! 「Osmo コーディング スターター キット」

「Osmoコーディング スターター キット」は、デジタルとアナログが融合したプログラミング教材です。元Googleのエンジニア2人が会社を興し、「テクノロジーを子どもの学びと遊びの交差点にしたい」という思いからOsmoシリーズが開発されました。そのかわいらしいデザインや操作性の良さ、そして何よりも子どもが楽しんで取り組むことができる設計が人気となり、アメリカの学校をはじめ、日本でも高い評価を受けています。

iPadのカメラ機能を使い、同梱の「反射鏡」を取り付けることで、iPadの前に置かれたブロックなどを読み取り、画面のアプリとリアルタイムに連動させることができます。自分の手で組み合わせた実際のブロックの命令通りに、画面の中のキャラクターが動く体験は子どもにとっても非常に楽しいようで、筆者が開催しているワークショップでも人気の教材です。

日本では、「超速」などでお馴染みのソースネクストが日本語版を販売し、2021年12月には東京と横浜で実際に遊べるポップアップショップが開催されました。

「Osmo コーディング スターター キット」
発売:ソースネクスト
機種:iPad
価格:12,980円

手のひらサイズの小さなロボットトイ 「toio™(トイオ)」

ゲーム機「PlayStation」でおなじみのソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されている、キューブ型の小さなロボットトイ「toio」。

小型でシンプルな見た目に反して、中には加速度やジャイロ(傾きや回転)を感知するモーションセンサー、専用シートの座標をリアルタイムに把握する読み取りセンサーなど、最新の技術が詰め込まれています。「toio™コア キューブ」と呼ばれるロボット2個と、専用タイトルを差し込んで遊べる充電器兼用のコンソール、コントローラーのtoioリングが基本の「本体セット」となっています。ここに、工作や音楽、ドライブゲーム、ボードゲームといった専用タイトルを組み合わせて楽しむことができます。

一方、コアキューブ単体でも発売されており、無料のアプリ「toio Do(トイオ・ドゥ)」を使ってプログラミングをしたり、あらかじめ用意されているサンプルプログラムのゲームで遊んだりすることも可能です。

toioは教育用のプログラミング教材としても小学校の授業や子ども向けワークショップで活用されているほか、大学のロボットの研究などにも使われています。プログラミングは専用タイトルを使った初心者向けのものから、小学生に人気のビジュアルプログラミング、本格的なプログラミング言語を使ったものまで用意されているので、子どもの成長や興味関心にあわせて挑戦することができます。

「toio」
発売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
価格:toio本体セット16,890円(家電量販店参考価格)
※専用タイトルは別売

算数オリンピック発のカードゲーム 「アルゴベーシック」

デジタルでないアナログな遊び、特にボードゲームやカードゲームは近年、子どもの論理的思考力やコミュニケーション力などを高めるものとして注目されています。
おすすめのボードゲームをご紹介するだけでも、10本以上は軽く挙げられますが、今回はその中でもおススメとして数字あてゲームの「アルゴベーシック」をご紹介しましょう。

「アルゴ」は、筆者の家庭でも長く遊ばれており、特に子どもが夢中になったアナログゲームのひとつです。0から11までの黒と白のカードをルールに従って並べ、相手の数字を推理し当てていくゲームです。
自分や相手がオープンにしたカードから、残りの数字を当てていく論理的思考力だけでなく、「アタック」と呼ばれる質問タイムなどによって、駆け引きや読み合いといったコミュニケーション力を育むことも期待されます。また、小学生向けの算数大会である「算数オリンピック」を目指す子どもたちの教材としても活用されています。

4人プレイでの遊び方。順番に、誰かに質問をしてカードを当てるアタックタイムがあり、カードを当てられた人はそのカードをオープンにします。全部オープンになると負けとなり、最後まで残った人が1位になります。

1回のゲームは数分で終わるので、いつでも手軽に遊べます。最大4人でプレイ可能ですが、1人で挑戦できるルールもありますので、毎日「アルゴタイム」を設けてチャレンジしてみるのもよいでしょう。

「アルゴ ベーシック」
発売:学研プラス
価格:1,870円
※全国書店他で発売中

子どもの興味関心にあわせたプレゼントを!

今回は、子どもに大人気のゲーム機で楽しめるソフトから、ロボット、通信教材まで、多様な5つを選んでみました。いずれも教育ライターである筆者が子供と一緒に実際にあそび、親子で夢中になったものばかりです。

我が子に合いそう……と感じたものがあれば、ぜひプレゼントしてご家族なお友達と一緒に楽しんでみてください! クリスマスプレゼントだけでなく、誕生日や入学祝い、合格祝いなど、記念日の贈り物として参考になれば幸いです。




タイトルとURLをコピーしました