こんにちは!縁あって東京から地方の田舎へ移住し、7年経ちました。
移住後に生まれた息子は5歳となり、小学校入学まであと1年弱。
今年度から小学校の学習カリキュラムに英語が加わるというけれど、“うちの子は大丈夫かしら?” と、田舎暮らしでも都心暮らしであっても不安になるものです。
我が家が取り入れている「おうち英語」について少しずつ紹介していこうと思います。
なぜ「おうち英語」なのか?
現在、オンラインでの「おうち学習」が急速に広まっています。
これまでも、親がオンライン授業を選ぶきっかけは様々で、田舎に住んでいて近くに学べる場所がなかったり、仕事の都合で子どもを送迎できない等の事情でした。
しかし我が家の場合は、英語こそ自宅で学ぶのがベストというポジティブな理由で「おうち英語」を取り入れています。
ポジティブな理由は次の3つ。
2.「おうち英語」なら英語を日常生活に溶け込ませて取り組める。
3.「おうち英語」なら好きな時に、好きなだけ取り組める。
ひとつずつ見ていきましょう。
語学の習得にはインプット2000時間が必要である。
語学を習得するには一つの目安として2000時間のインプットが必要と言われています。
子どもの発語が始まるのはだいたい2歳過ぎですよね?日本語で2年間(1日あたり3時間)話しかけたと計算すると‥
3時間×365日×2年=2190時間
つまり、2000時間のインプットで自然に言葉を覚え、日本語のアウトプットが始まったということになります。これは英語の習得でも同じです。仮に週1回45分間の英会話教室に通った場合、2000時間分の英語をインプットするのに単純計算で約61年間掛かることになります。
2000時間のインプットを考えたら「おうち英語」以外の選択肢はありませんでした。
「おうち英語」をされている方からよく聞く表現があります。
それはまるでコップに溜まった水が溢れ出すかのようにある日突然、英語のアウトプットが始まります。
息子の場合は、脳のゴールデン・エイジと言われる0~3歳を過ぎた4歳2か月から本格的にスタートしましたが、母国語方式で習得するのであれば、スタート時期は早いに越したことはありません。
子供の未来の可能性を左右するのは、「3歳までの幼児教育・しつけ」といわれ、脳の8割が完成します。
この時期を過ぎると「10歳までの教育・育成」が最後の環境作りと言えます。
(出典健生ナーサリー)
4歳から始めた息子の場合、「おうち英語」を始めて2か月経った頃から少しずつアウトプットが始まりました。
マタニティ~乳児期から取り組みを始めた場合よりもアウトプットの開始が早いのは、遅めスタートの特徴かもしれません。また子どもによっても習得過程は違いますし、それはスタート時期や取り組み方によっても違ってきます。
スタート時期で変わる「おうち英語」の取り組み方やそれぞれのメリット、デメリットについては改めて記事にしていきたいと思います。
「おうち英語」なら英語を日常生活に溶け込ませて取り組める。
最初はとにかくひたすら英語をかけ流します。
他の遊びに夢中になって、英語のCDやDVDに耳を傾けて聴いていなくても、映像を見ていなくても大丈夫です!
子どもは聴いていないようでいて、ちゃんと聞こえているのです。
もちろん、効果的なかけ流しや取り組み方はありますが、重要なことは英語が常に身近で聞こえている環境作り。
それさえしていれば英語を習得する土台が着々と出来ていきます。
つまり、かつて私たちが(いや、私が)苦労して学んでも話せなかった英語は、普段の生活に英語が溶け込んでいれば、日本語と同じように母国語方式で習得できます。
ここで注意したいのは「おうち英語」が“勉強”にならないようにすることです。
普段のかけ流しで英語を生活に溶け込ませたら、絵本やカードなどのアクティビティも取り入れて、子どもと一緒に英語を楽しみましょう!
好きな時に、好きなだけ取り組める。
たとえば、子どもはその日によって取り組みたいことが違いますし、体調や気分で予定も変わってきます。英会話塾などで幼い子どもが毎回45分間集中するのも至難の業ではないでしょうか。
気分の乗らない子どもを無理やり連れていくのは可哀そうだし、親にも都合の悪い日があって毎回スケジュール調整が大変・・・。
「おうち英語」であれば、スキマ時間にストレスなく、好きなだけ取り組めます。
「今日は塾を休んでしまった。振り替えどうしよう~?!」とか「子どもが行きたがらないのに無理矢理連れて行ったら大号泣!」というストレスがないのは、ただでさえ忙しい親にとっても、大切なことです。