MVNOを利用する際に知っておきたいSIMカードのサイズ
SIMカードは、携帯電話に入っているICチップです。
現在、SIMカードは3タイプに分かれており、3キャリア、MVNOともに同じサイズのSIMカードを使用しています。
3キャリアを使用していた時は、ショップのスタッフが手続きをしていたので、SIMカードの差し替えをしないユーザーからしてみれば、現時点で、どのSIMカードを使用しているのかわからないものです。
これがMVNOになれば、パッケージに記載されているSIMカードを自分で選ばないといけないので、どのSIMカードを選べば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。
今回は、3タイプのSIMカードの特徴をご紹介したいと思います。
SIMロック解除について詳しく知りたい方はこちら↓
3タイプのSIMカード
■SIMカード
日本では2001年にNTTドコモのFOMA(フォーマ)から登場したSIMカードです。
古いタイプのSIMカードなので、2011年以降に登場したスマートフォンでは、あまり使われていません。
2001年から2011年前後まで採用されていたので、昔の携帯電話やスマートフォンにSIMカードを差し替えて使う場合には利便性が高いでしょう。
■マイクロSIMカード
2010年、iPhone4(アイフォンフォー)の登場の際に採用されたSIMカードです。
通常のSIMカードのICチップの部分だけ切り抜いたサイズなので、扱いの時に、ICチップを直に指で触れないように注意しなければいけません。
iPhone(アイフォン)以外のスマートフォンでは、2012年前後から採用した機種が増え始めました。現在でも主流になっているSIMカードです。
■ナノSIMカード
2012年に登場したiPhone5(アイフォンファイブ)で採用されたSIMカードです。
マイクロSIMカードよりも、より小さくなったので、SIMカードが占めていたエリアをバッテリーや修正回路を詰め込むことが可能になりました。
現時点では、iPhone(アイフォン)では主流なのですが、多くのスマートフォンがマイクロSIMカードを採用しているので、これから主流になるだろうSIMカードと言えます。
SIMカードの扱いにご注意
サイズが合わないスマートフォンとSIMカードの利用は危険です。
例えば、マイクロSIMカードしか使えないスマートフォンにナノSIMカードを差し込むと、中で詰まってしまう場合があります。
また、最近ではナノSIMカードをマイクロSIMカードとして、マイクロSIMカードを通常のSIMカードとして使うことができるSIMカードアタプタなどが登場していますが、このアタプタの利用も、スマートフォン内で詰まってしまう場合があるので、注意しましょう。
SIMカードのサイズが異なる場合は、キャリアなどでSIMカードを有償で交換してもらうことができます。
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