こんにちは。
今日の用語解説は、スマホのパンフレットで目にする「シングルコア」、「デュアルコア」、「クアッドコア」です。
* * *
ヨーコ:
Uさん、本日もよろしくお願いいたします。
パソコンでもよく聞きますが「シングルコア」「デュアルコア」「クアッドコア」とはどういう意味でしょうか?
特に「クアッドコア」という文字は、スマホのスペック一覧でよく見かけます。
Uさん:
「○○コア」の説明をするには、CPUから解説しなければいけません。
これは「セントラル・プロセッシング・ユニット」の略。
「中央処理装置」という意味です。
そのCPUの中心部分で、実際にスマホ本体が処理を行う場所を「コア」と言います。
ヨーコ:
スマホの処理装置の中枢部分。人間の体でいえば「脳みそ」のような部分でしょうか。
Uさん:
そうですね。その「コア」ですが、CPUの中に幾つ入っているかで呼称が変わってきます。
1個=「シングルコア」、2個=「デュアルコア」、4個=「クアッドコア」です。
ヨーコ:
「シングル」は「単一」という意味ですよね。「デュアル」は「2」、「クアッド」は「4」を指すのでしょうか?
Uさん:
そのとおり。
ヨーコ:
図にするとこういう感じでしょうか。
スマホのパンフレットで見る「4core」というのは、「クアッドコア」という意味だったんですね~!
ようやく分かりました。
ところで、1コア、2コア、4コアとあって「3コア」がないのはなぜでしょうか?
Uさん:
一応、「トリプルコア」も存在しますが、スマホでは使われていませんね。
同様に、今は「ヘキサコア」と呼ばれる「6コア」、「オクタコア」または「オクタルコア」の「8コア」もありますが、現時点ではスマホで採用されていませんね。
ヨーコ:
今後出てくるんでしょうかね~。
今の話から単純に考えると、処理する装置が1つの「シングルコア」より2つ、2つより4つの「クアッドコア」のほうが処理能力が速そうですよね。
作業員が1人より2人、2人より4人いたほうが仕事がサクサク進みますもんね。
Uさん:
理屈では、そうなりますね。
実際、シングルコアから、「マルチコア」と呼ばれるデュアルコア、クアッドコアの処理速度はかなり上がり、使いやすくなったと言われています。
ヨーコ:
確かに、以前の「シングルコア」から今の「クアッドコア」の機種にして、サクサク進むようになりました。
アプリを2つ4つ同時に立ち上げていても、遅くてイライラすることなくなりましたし。
そういえば、シングルコア時代によくあった「フリーズ」も、今は全然なくなりました!
Uさん:
そうでしょ。もちろんCPUのコア数は高いほうがいいに越したことはない。
でも買う時はそれにとらわれず、バッテリーの持ち、メモリ容量など、総合的に判断して決めたいですね。
ヨーコ:
Uさん、今日もありがとうございました!