【スマホ紛失】セキュリティー設定に出てくる「PIN(コード)」って何?
PINはクリップではなく、数字のお話。PINセキュリティーを高める設定を行うときに、頻繁に出てくる「PIN」という4桁の数字。何となく言われるままに利用していますが、「PIN」の由来を知らずに使用しているのでは?。そこで、PINについて紹介します。
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■意外に知らないPIN
●スマートフォンや携帯でのPINの役割
PINは、「Personal Identification Number」の略。直訳すると個人を識別するための番号といったところでしょうか。
現在ではスマートフォンや携帯電話で、あらかじめPINコードを使用してロックをかけておくことで、紛失や盗難に遭った場合でも、第三者の使用を防ぐための暗証番号として利用されています。
こちらはiPhone本体のPIN設定メニュー。設定>電話でこのメニューになります。
・PIN1コード
携帯電話の無断使用を防ぐ目的の暗証番号です。
・PIN2コード
SIMカード内に保存されているデータの変更を可能にする目的の暗証番号です。
●PINを発明した人
ジョンシェパードバロンという人が、1967年ごろに発明して世に広めました。最初は6桁にしようと考えていたのですが、奥さんに「6桁では長すぎる」と言われて4桁にしたという逸話が残っています。
実はこの人、銀行でお金を出し入れするATMの原型となるシステムを考え付いた発明家としても有名です。銀行でお金を下ろしたかったのに、閉まっていて引き出せなかった経験と、当時からあったチョコレートの自動販売機からヒントを得たそうです。
現在ではPINは国際規格に登録され、4~12桁を使用してよいことになっています。
こちらはiPhone本体のPIN設定画面です。8桁まで入力できます。
●PINの都市伝説
ヨーロッパでは10年近く前に、「ATMでPINを逆順で入力してもお金を引き出せるが、警察に通報されてしまう」という都市伝説があったそうですが、実際にはそんなATMはありません。逆順に入力すれば単に誤ったコードを入力したことになるだけですし、いきなり警察に通報されるといった仕様も、よくよく考えるとナンセンスですね。
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