スマートフォン本体を低価格で購入できることで注目されているSIMフリースマートフォン。
キャリアが販売するスマートフォンと違って、デュアルSIMに対応したモデルが多いのもSIMフリースマートフォンの特徴ではないでしょうか。
このデュアルSIMは、実は3つのタイプが存在しており、スマートフォン端末によってデュアルSIMの使い方が大きく変わってきます。
今回は、このデュアルSIMの3つのタイプをご紹介していきましょう。
デュアルSIMデュアルスタンバイに対応したスマートフォンに興味がある方はこちらの記事を参考に↓
低価格なのにゲームもスイスイ動かせるスマートフォン「moto G4 Plus」
■デュアルSIMの3つのタイプとは
デュアルSIMとは、1台のスマートフォンに2枚のSIMカードを挿入できる仕組みのことを指します。つまり、2つの契約を1台のスマートフォンで利用できるので、料金プランを組み合わせてお得にしたり、2つの電話番号を使い分けると言った使い方もできます。
しかし、3つの挙動タイプがスマートフォン本体によってそれぞれ違うので、注意しましょう。
現在一般的なタイプとしては、「DSSS」タイプです。
これは、デュアルSIMシングルスタンバイと呼ばれる方式で、2枚のSIMカードを挿入したとしても、通信できるのは1枚のみになります。手動でSIMカードの切り替えが必要になっており、使用していないSIMカードは通信を一切行いません。
日本で販売されているSIMフリースマートフォンの多くはこちらのモデルに該当しており、2枚のSIMカードを挿入したとしても、手動で切り替えながら使っていくという手間がかかる持ち方になってしまいます。
最近注目され始めているタイプとして、「DSDS」タイプがあります。
デュアルSIMデュアルスタンバイの略称で、2枚のSIMカードを同時に通信できるタイプになります。つまり、2つの電話番号を同時に待ち受けすることができるので、仕事用とプライベート用の電話番号を1台のスマートフォンで管理することができます。
また、キャリアのかけ放題プランのみ契約したSIMカードとMVNO(エムブイエムオー)の格安パケットプランのSIMカードを挿入すれば、キャリアよりもオトクな使い方なども可能です。
最後のタイプとして、「DSDA」があります。これは、デュアルSIMデュアルアクティブと呼ばれるタイプで、片方のSIMでデータ通信をしながら、片方のSIMで通話ができるというものです。日本ではあまり普及していないタイプなので割愛します。
■デュアルSIMデュアルスタンバイの注意点
日本で販売されているSIMフリースマートフォンの多くは「DSSS」と上記で説明しましたが、実は、「DSDS」だったりもします。
なぜ、DSSSと説明したのかと言えば、日本で販売されているSIMフリースマートフォンの多くは、4G/3G+2Gの組み合わせでのみDSDSの働きをするからです。日本では2Gのサービスは終了しており、SIMカードの組み合わせとしても、4G/3G+4G/3Gになってしまいます。
この組み合わせの場合は、DSDSの働きをせずに、DSSSの挙動になってしまうので、日本国内では、DSDSタイプと呼ばれることがありません。
DSDSに興味がある方は、家電量販店やSIMフリースマートフォンサイトでDSDSと表記されたものを購入しましょう。
デュアルSIMデュアルスタンバイに対応したスマートフォンに興味がある方はこちらの記事を参考に↓
低価格なのにゲームもスイスイ動かせるスマートフォン「moto G4 Plus」