子どもの知能の発達を促すとされている「知育玩具」。
数多くの製品が様々なメーカーから発売されていますが、その知育おもちゃが本当に子どもの能力育成に役立っているのかどうか、疑問に思ったことはありませんか?
「考える力を養います」「立体感覚を伸ばします」・・・こんな言葉をよく見かけますが、実際に子どものためになったのかどうかは確認することはできません。
そこで今回は、知育おもちゃのそんな「あやふやな面」を”テクノロジーのちから”で変えた「数学的思考力」を可視化する積み木おもちゃ『HEMPS』をご紹介いたします。
HEMPSとは?
『HEMPS』は株式会社プレイシップにより2020年にリリースされた積み木のおもちゃ。
麻の葉模様と落ち着いた色合いで、どの世代にも愛されるデザインです。素材にはヒノキを使用しており、匂いをかいでみるとどこか懐かしく優しい香りがします。
子どもの数学的思考力を可視化するには専用のアプリを使いますが、使い方はとっても簡単。
子どもが組み立てた積み木を専用アプリで撮影するだけで、子どものEarly Mathematics(早期数学教育)に必要な7つのコアスキル(※)をAIが分析してくれます。そして、その分析結果からその子にとって最適な「遊び」や「できることの可能性」を提案してくれます。
(※)7つのコアスキルは、数学分野における最新の幼児教育研究成果をもとに体系化されたものです。
HEMPSで定義されているEarly Math(早期数学教育)の7つのコアスキル
・Number Sense/数字感覚
・Representation(数の再現)
・Spatial Sense(空間認識)
・Measurement(計測)
・Patterns(パターン)
・Estimation(推計)
・Problem Solving(課題解決)
HEMPSの遊び方
それでは、実際にHEMPSの遊び方を見てみましょう!
積み木で好きな形を作ろう
どんな形でも構いません。お子さんが好きなように積み木を組み立ててみましょう。
専用アプリでお子さんの積み木を撮影しよう
次はパパ・ママの出番です!
HEMPS専用アプリで積み木を撮影し、お子さんが積み木に取り組んでいる時の「集中度合い」や「楽しんでいる度合い」を入力します。入力が終わると、いよいよAIの分析が始まります。
お子さんの成長度合いを読み取ろう
分析が終わると、お子さんの数学的思考力の成熟度がグラフで表示されます。下記画像の7つのコアセンスを見てみると「Number Sense/数字感覚」の数値が高いことがわかります。「Number Sense/数字感覚」とは、「多い」「少ない」という数量の概念や、「文字としての数字の理解」を表します。
『HEMPS』の面白さはこれだけではありません。
結果を読み進めていくと数値的な成長度だけでなく、下記のような「お子さんは今こんなことができるかもしれない」という可能性や、お子さんの数学レベルに合った遊びを提案してくれます。
『HEMPS』の AIによる提案(一例)
結果を踏まえて更なる親子遊びに挑戦!
上記の結果を踏まえて、AIに提案された遊びや、積み木遊びをしてみましょう。
続けていけば必ず、子どもの変化や成長を感じることができるでしょう。「こんなこともできるようになったんだね」「すごいね」と褒めてあげることで、子どもの意欲も上がります。
最後に
今回は、子どもの「可能性」や「数学的成長度」を可視化することができるAI積み木を紹介しました。本当に子どもの成長のためになる知育おもちゃをお探しのパパ・ママはぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
次回は『HEMPS』の開発を手掛けた、株式会社プレイシップ共同創設者花岡 直毅さんへのインタビュー取材の様子をお届けます。『HEMPS』が生まれた背景や、幼児期のうちから数学的思考力を身につける重要性についてお話しいただきますので、ぜひお見逃しなく。