こんにちは。
前回のスマホ用語シリーズに続き、今回もスマホのスペック一覧表にある小難しい用語について
ITに強いUさんに解説していただきます。
今回の用語は、「プラチナバンド」 。
* * *
ヨーコ:
「プラチナバンド」ってよく聞く言葉ですよね。
確か、ソフトバンクが一昨年の夏あたりからCMで盛んにPRしていたような…。
キャリアショップでも、スペック表で目にします。
一体、何のバンドのことですかね?
Uさん:
プラチナバンドとは、platinum frequency bands(プラチナ周波数帯)。
700~900MHzの周波数帯域を使って携帯電話・スマホを使用できるんです。
ヨーコ:
なんだか難しいですねえ。
どういう周波数帯なんですか?
Uさん:
従来の携帯電話で使われていた周波数帯では、建物があったら建物に反射してしまい、建物の中にある携帯電話は電波をキャッチしづらかった。
ところが4G・LTEで使われるようになったプラチナバンドは、建物をグルッと回り込めるようになった。
その結果、建物の中の部屋でも電波をキャッチしやすいし、建物や地形の凹凸で遮られている場所にもよく届くようになったというわけ。
ヨーコ:
障害物を越えて、電波が届くようになったということですね。
高いビルで遮られていた低い建物の家屋や、山間部などでも。
Uさん:
そうそう。
ヨーコ:
図にすると、こういうことですか?
(従来型)
(プラチナバンド)
Uさん:
単純に表すと、そういうことです。
ヨーコ:
へ~え。
確かに最近ソフトバンクの携帯、繋がりやすいですもんね。
Uさん:
実は僕もソフトバンクのスマホなんですが、最近本当に繋がりやすくなりましたよ。
プラチナバンドを導入した当時は、エリアが限られていたのが、今は大分エリア拡大してきましたからね。
ヨーコ:
auやドコモは前から繋がりやすいと思いますが、その違いは…。
Uさん:
ドコモもauも、前からプラチナバンドなんですよ。
そこにようやくソフトバンクが追いついてきたわけです。
ヨーコ:
なーるほど!
確かに最近、ソフトバンクはやたら「繋がりやすさ」をPRしてますもんね。
ちなみにドコモの「クアッドバンド」も気になるんですが…。
Uさん:
これは次回ご説明しましょう。
ヨーコ:
はい! 今日もありがとうございました。