キャリアショップで、スマホ機種のスペック表を見ていると、
「電池容量○○mAh」という単位が出てきます。
これは一体何を意味するのでしょうか?
また「連続待受時間」とは?
スマホ購入時、どちらの数字を見ておくことが重要なのか?
今回も、ITに強いUさんに解説していただきます。
* * *
ヨーコ:
Uさん、こんにちは。
今日友達の付き添いで、スマホの新機種コーナーを見てきたんです。
機種の前にあったスペック一覧表に「電池容量3200mAh」という表記があって。
これは何を意味するのでしょうか?
そもそも、「mAh」は何と読むのでしょうか?
Uさん:
まず「mAh」は「ミリアンペアアワー」と読みます。
これはバッテリーに蓄えられる電気の容量を表す単位で、数値が大きいほどバッテリーに溜める電気の量が大きく、一度に充電できる量が多くなります。
ヨーコ:
では、3200mAhの機種なら…、
Uさん:
3200mAの電流を1時間(h)流せる量の電気を蓄えられるということです。
ヨーコ:
ということは、この数値が大きいものを買ったほうが得なんですね。
Uさん:
ところがそうでもない。
スマホは機種によってバッテリーの電圧、ディスプレイのサイズの大小、搭載するハードウェアによってバッテリーの消費量が異なりますよね。
ゆえにこの数値を見て単純比較はできないんです。
ヨーコ:
mAhの数値が大きいからといって電池が長持ちするとは限らない、ということですね。
Uさん:
そうそう。
ヨーコ:
紛らわしいですね。。
では、バッテリーの持ちは、どこを見たら目安になるんでしょうか?
Uさん:
新機種購入の検討材料としては、「連続待受時間」を見るのが一番です。
ヨーコ:
「連続待受時間」ですね!
スマホのパンフレットの後ろのほうの、機種スペック一覧表に記載されていますね。
↓
Uさん:
そう、そこです。
ヨーコ:
このauのパンフレットには、
「連続待受時間」=「国内エリア内で静止しているとき、待受けが可能な時間の目安」で、
「利用状況やネットワークの条件により変動します」と書かれていました。
Uさん:
はい、条件によって変動するとはいえ、「スマホが充電ナシでどのくらい持つか」を見るには
「連続待受時間」を見たほうが目安になります。
ヨーコ:
それならスペック表に、「3200mAh」と書かずに「連続待受時間」のほうを書いてくれればいいのに~。
Uさん;
確かに、この「mAh」も、単位の意味を理解していないと、つい数字が大きいほうが得だと思ってしまいそうですよね。
ヨーコ:
Uさんに教えていただいて良かったです!
数値の大きさに惑わされそうになっていた友達にも早速知らせようと思います。
今日もありがとうございました。