休憩しないと勉強の効率が下がる?勉強の合間の上手な休憩法とは

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勉強の効果を上げるには、効率のいい方法や適切な時間帯といったことを気にしがちですよね。
どうやったらもっと問題を解くことができるか、どうすればその時間をより多く確保できるか。考え出したらキリがありません。

しかし、そんな受験前の追い込み勉強のようなスタイルは、時代遅れになりつつあります。
休まずに勉強をし続けることが、時にはその子自身の『やっている感』に繋がり、モチベーションアップに繋がるかもしれません。

しかし、効率よく頭の中に学んだことを仕舞い込んでいくためには、一生懸命問題を説いていくだけでなく、それと同じくらい休憩の仕方も重要なのです。

休憩の取り方によって、その後の勉強の効率が大きく左右されますが、特にまだ自分で上手にペースをコントロールできない幼稚園〜小学生にとっては、大人が道を作ってあげることが大切です。

休憩の長さには3~5分程度の「ショート休憩」と、30分~1時間程度の「ロング休憩」のふたつがあります。この両方をうまくつかっていくことで、長時間の勉強にも対応していくことができます。

また、ショート休憩を1時間に1回程度行うことで、その後のモチベーションが効果的に上がります。

今回はショート休憩を取るときにおすすめの、休憩法について紹介します。

勉強をより効率よくする休憩の仕方

なにもしない、考えない

休憩を行うときに最も大切なのは、脳を休ませることです。
身も蓋もありませんが、なにも考えず、ただぼーっと過ごすのが一番の休憩です。

休憩だからとついスマホをいじったり、マンガを読んだりしてしまっていませんか?
これは多くの子どもが、ついついやってしまいがちな習慣かもしれません。

気分転換にはなるかもしれませんが、脳を休ませているとは言い難いため、あまりおすすめできません。また、スマホやマンガ、ゲームといった娯楽品は、やめ時を見失ってしまいがちです。
5分のつもりが10分、15分…と時間が過ぎ、ダラダラ休憩になってしまう危険があります。

気がつけば、予定していた以上に休憩をしてしまっていたなんてことも起こりがちです。

 

ショート休憩のときには、勉強机を離れて、ソファや床でリラックスした姿勢を取ってみましょう。横になるよりは、軽く脱力をした形で腰をかける方が、眠気を誘ったりもせず、よりリラックスした体勢を作ることができます。

軽く目を閉じて肩の力を抜けば、脳の緊張もほぐれるはずです。外気に触れるのもひとつのリフレッシュになるので、思い切って部屋の窓をあけてみても良いでしょう。
部屋の空気が濁ると、頭がボーッとする原因になったりもするので、定期的な換気は行うようにしましょう。

また、このとき、好きなアーティストの曲やリラックス効果のあるフィーリング音楽などを1曲だけ聴くのもおすすめです。「曲が終わったら勉強を再開する」と決めておけば、ダラダラ休憩の防止にもなります。好きな音楽は自分の気持ちを高めてくれたり、集中力アップにも繋がるので、自分に合わせて上手に取り入れていきましょう。

ストレッチをする

頭を休ませるのと同じように、体をほぐすことも大切です。

勉強は机に向かって同じ姿勢を取り続けることになるため、筋肉も緊張してしまいがちです。最近は子どもの腰痛や肩こりも増え、成長への問題が指摘されています。

休憩時には簡単なストレッチを行い、筋肉の緊張をほぐすようにしましょう。

勉強中は特に肩や首周りの筋肉が凝りやすいですから、肩を回したり首を回したりしてみましょう。

椅子から立ち上がり、思いっきり背伸びをするのもおすすめです。深呼吸をしながら行うことで、体も心もリセットできるでしょう。
部屋の壁を使って、腕を壁につき、思いっきり背骨を伸ばすような動作をするとより、リフレッシュ効果が高いです。

また、肩こりや腰痛が酷くなると痛みが出て、勉強に集中できなくなる可能性もあります。痛みを感じる場合は早めに病院へ行き、対処法を教えてもらうようにしてください。
疲労は蓄積しすぎると、なかなか簡単には取れないため、早め早めの解消は大切です。

 

少量の間食をする

水分不足や糖分不足は、勉強の効率を下げてしまうため、注意が必要です。
特に夏場は、「運動をしていないから」「部屋が涼しいから」と油断することなく、こまめな水分補給を心がけましょう。室内での熱中症を予防することにもつながります。

このときに甘いものを少量摂取すれば、脳のエネルギーとなります。勉強するとカロリーを消費しますから、栄養補給も大切にしましょう。ただ、お腹いっぱいになるまで食べてしまうと眠くなってしまうことがあります。

ショート休憩の度に「チョコレートを数個」「ビスケットを数枚」といった少量の間食を行うのがおすすめです。冬場ならば、ココアやホットミルクもいいでしょう。休憩の間に一度リラックスタイムを設けることで、また新たな気持ちで勉強を始めることができます。

 

 

おわりに

以上、勉強の効率を上げるためにおすすめの休憩法を紹介しました。

休憩と気分転換は似ていますが、脳を休ませるという点では異なります。勉強の効率を上げるためには、自分の欲求よりも脳を休ませることに重点を置いた方が良いでしょう。

また、今回はショート休憩の取り方でしたが、ロング休憩のときには散歩に出かけたり仮眠を取ったり、また違った休憩の取り方が可能です。

ショート休憩とロング休憩をうまく組み合わせて、勉強の効率をアップさせましょう。

 

この記事を書いた人

教育大学卒で小学校教員経験のあるフリーライター。
2人の子どもを育てる母親。専門知識とリアルな育児、両方の視点から読み手に寄り添います。
息抜きは甘いものを食べること。

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