スマホ用語:防水性能の規格「IPX」とは?意味解説

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最近のスマホはほとんどが防水防塵仕様になっていますね。

ところで防水にはレベルがあるってご存知でした?

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今日はおなじみUさんに、スマホの防水仕様の定義について

教えていただきます。

*      *      *

ヨーコ:

あのー、最近防水仕様に「IPX」という単位?がついてますよね。

これは何を意味するのでしょうか?

 

Uさん:

IPX」は、防水の保護等級、いわゆる防水性能のレベルを表す、JIS規格なんです。

デジタルカメラなどの電化製品にも使われていて、等級は「IPX0」から「IPX8」まで9段階あります。

一番防水性能に優れているのはIPX

対してIPX0は無保護、つまり水滴にもダメージを受けてしまいます。

 

ヨーコ:

デジカメにも使われている規格だったんですね!

ちなみにスマホのカタログにはこう書いてありましたよ。

難しくてよく分かりませんでしたが…。

 

【防水レベル】

・IPX5

内径6.3㎜のノズルを用いて、約3mの距離から約12.5ℓの水を3分以上注水する条件で、あらゆる方向からのノズルによる噴流水によっても、電話機としての性能を保つ。

・IPX7

常温で、水道水かつ静水の水深1mの水槽に電話機本体を静かに沈め、約30分間水底に放置しても、本体内部に浸水せず、電話機としての性能を保つ。

・IPX8

常温で、水道水かつ静水の水深1.5mの水槽に電話機本体を静かに沈め、約30分間水槽に放置しても、本体内部に浸水せず、電話機としての性能を保つ。

 

【防塵レベル】

IP5X

防塵試験用粉塵が入ったとしても所定の動作および安全性を損なわないように保管されていることを意味する。

 

Uさん:

実験結果から、どれくらいの防水/防塵機能があるかを証明したものですね。

 

ヨーコ:

スマホでいえば、次の順番で防水レベルが高いんですね。

IPX5<IPX7<IPX8

 

実は私、「防水IPX」とつけばどれも同じく防水加工がされているのかと思っていました。

でもIPX5よりIPX7、さらにIPX8のほうが防水レベルが高かったんですねえ!

 

Uさん:

そうです。

まあ噛み砕いて言えば、温泉や入浴剤、洗剤などが入っていない水、それも常温に浸かるぶんには支障がないということです。

もちろん、雨やシャワーに打たれても基本的には問題ナシ。

ただし、差込口にまで水が浸透すると、本体内部のSDカードやバッテリーが濡れるとダメージを受けてしまいます。

 

ヨーコ:

なるほど。普通に生活するぶんには問題なさそうですね~。

トイレや入浴剤入りのお風呂、温泉などにドブン!と落としたら危険ですが。

 

Uさん:

海も危険かな。

 あと、石鹸や洗剤のついた手で触ったり冷水や温水にさらされるのもNGですね。

 

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ヨーコ:

私、温泉旅館の貸切露天風呂などでは、一人きりなのをいいことにスマホを持って入るんです。

そこで手を滑らせて湯船の中に入れたらアウト!ということですね。

 

Uさん:

そんなとこにまでスマホを持って入るんですか…。

 

ヨーコ:

トイレにもお風呂にも。…片時も離しません。

 

Uさん:

トイレには落とさないでくださいね!

では今日はここまで。

 

ヨーコ:

ありがとうございました!

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