アプリ「カロリーノート」が事件の鍵?スマホ刑事(デカ)の推理が冴える!

スポンサーリンク

こんにちは、おしぃです。

 

今日は殺人現場からお送りします。

 

「警部!遅かったじゃないですか!」

 

「すまんすまん、スマホのナビの言うとおりにしてたら

迷ってしまった・・・申し訳ない」

 

この謝ってる男、彼こそは知る人ぞ知る

有名な”スマホ刑事(デカ)”。

どんな難事件も解決する気が無く

スマホばかりいぢっている為ついたあだ名だ。

 

「一度も皆と同じ時間に現場に着いた事ないじゃないですか!」

 

「まあまあ、で?被害者はどっちだ?」

 

「まったく・・・被害者はキッチンの方です」

 

警部は手袋を着けながら

キッチンの方へと向かった。

被害者はジャージ姿でテーブルの下に

仰向けで倒れていた。

 

「被害者は都内に住むOLの三島りお、26歳です」

 

「ふむ・・・で?お前が気になるのは?」

 

「そうですね、この部屋の散らかり具合から

恐らく犯行時にはかなりの乱闘状態であったかと・・・」

 

「バカヤロウ!そうじゃねえよ!

今、人気有料アプリが50%OFFだから

その中でどれが気になるかを聞いてるんだ!!」

 

「バカヤロウじゃないですよ!

真面目にやってください!!」

 

「チッ、逆切れかよ・・・

最近の若いのはカルシウムが足らんな・・・」

 

「警部はどう思います?」

 

「まてまてまて、何か忘れてるだろ」

 

「え?何をですか?」

 

「ここでテーマソングだろ、テーマと同時に

画面のここに”スマホ刑事”ってドーンと出るんだから」

 

「ああ、はい・・・すいません・・・」

 

テテテテッテテテテッテ~テ~!

 

「それで・・・警部はどう思います?」

 

「まだ何とも言えんな、死因は?」

 

「鑑識によると、頭部の打撲だそうです、

凶器はまだ見つかっていません」

 

「オーソドックスだな・・・」

 

「そうですね、計画的犯行には見えません」

 

「いや、このアプリの話で・・・」

 

「警部っっっ!!!」

 

「はいはい・・・真面目にね・・・はぁ・・・」

 

「現在、男の線で交友関係をあたっていますが、

被害者に男がいたと言う証言は得られていません」

 

警部は物が散乱したキッチンをゆっくりと歩きながら

辺りを見回した。

 

「おい、被害者の遺留品はここにあるだけか?」

 

「いえ、発見時はこちらにあるスマホを手に握っていました」

 

「ちょっと見せてみろ」

 

「あ、でも、まだ鑑識が指紋を採取しておりませんが・・・」

 

「いいからよこせ!」

 

警部は被害者のスマホを色々触り始めた。

 

「警部、一応証拠品ですから・・・ああ・・・もう・・・

指紋付けまくりじゃないですか・・・ああ・・・」

 

「おい、見えてきたぞ・・・」

 

「え?何か犯人の糸口がありましたか?!」

 

「被害者はSNSアプリを入れていない、

これが物語るのは彼女に男は居ない可能性だ」

 

「な・・・なるほど・・・じゃあ強盗による犯行でしょうか・・・?」

 

「違うな」

 

「なぜです?これだけの争った跡があるのですから・・・」

 

「このホーム画面を見ろ、アイコンの配置に

カテゴリも使用頻度も何も無い、この被害者は”雑な女”なんだ」

 

「確かに、良く見ると被害者の頭もフケだらけです・・・」

 

「つまり被害者は普段から部屋を片付けない人間で

さらに、そのガサツさ故に男も居ない」

 

「では誰が彼女を殺害したのでしょうか・・・」

 

「おい、これ、見てみろ」

 

警部は画像ギャラリーの一覧を見せた。

 

「凄い数の自分撮りですね・・・全部同じに見える・・・」

 

「少なくとも自分に自信があったんだろうな、

これを見る限りだと、

彼氏が欲しいという欲求そのものはあったようだ」

 

「これだけ可愛いなら、片付けちゃんとすれば

もてただろうになぁ・・・」

 

「しかも、これを見ろ」

 

「”カロリーノート”?何です?これ?」

「これはな、この事件にとって一番重い意味を持つアプリだ

これを見てみろ・・・」

「ああ、ダイエット用のアプリですね・・・

しかし雑なはずの彼女が面倒がらずに

シッカリと登録してありますね・・・」

 

「他にもいくつか、ダイエット系のアプリが目につくな・・・、

ジャージ姿な所もそうだが自分のスタイルには

執着があったようだ・・・」

 

「しかし困りましたね・・・」

 

「何がだ?」

 

「これじゃあ、犯人像の特定ができないじゃないですか・・・」

 

「え~っとCMまだだっけ?」

 

「警部、これCM無いですよ、気にせず続けてください」

 

「そうだったっけ・・・、まあ、この事件に犯人はいって事だ!」

 

「犯人がいない・・・つまり・・・?」

 

「被害者はここでダイエットアプリを見ながら運動をしていたんだ、

しかし、これだけ散らかった部屋だ、

気にしていたら運動にならないしアプリの画面も見ていられない」

 

「確かに・・・ここで運動はちょっと大変そうですね・・・」

 

警部はテーブル角にあるくぼみを指さして言った。

 

「そして、このファッション誌を踏んだ所

ツルっと滑って、このテーブルの角で頭を打ったんだ!!」

 

「つまり・・・事故死・・・?」

 

「そうだ、これはただの事故だ

人の心のさみしさは見た目だけでは解らないものなんだ」

 

スマホ刑事はスマホを介して、人間の現在、過去、未来・・・

その全てがわかるのだ。

警部は今日も、東京の何処かでスマホを使って

難事件を解決しているに違いない。

 

 

■「カロリーノート」のダウンロードはこちら↓

Not Found

 

タイトルとURLをコピーしました