アプリ「育てて!マイワンコ♪」で思い出に浸る

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こんにちは、おしぃです。

 

昔は「たまごっち」からはじまって

今はゲーム機やスマホで、ペットが飼えます。

動きもリアルだし、着飾れる

なかなか本格的です。

しかも、何日放置していても

アプリを起動すれば昨日の続きのように

可愛い笑顔を見せてくれます。

そんなアプリは確かに心がほっとします。

ペットを飼った事が無い最近の子どもは

可愛がりたい時だけ可愛がれる、その感覚が

当然だったりするのでしょうか・・・

それも時代だなぁなんて思ったりするのですが

何だか寂しいです。

 

僕が小学生の時、宿題を忘れて居残りになり

独りで下校していた時の話です。

 

小さな茶色の子犬が僕の所に駆け寄ってきました。

もの凄く可愛くて、僕はその場に座って

撫でていました。

 

しかし、そのまま撫で続ける訳にもいかないので

僕は家に帰る事にしたのですが

その子犬がずっとついてきます。

 

僕は全速力で走って

まいてしまおうとしたのですが、

子犬が見えなくなると、逆に不安になります。

 

「あんな小さな子犬だと車にひかれちゃうよ」

 

そう思った僕は子犬を抱いて家に帰りました。

母親は子犬を見るなり大慌てで言いました。

 

「だめ!見つけた場所に置いてきなさい!」

 

「だって、着いて来るんだよ、だからほっといたら

車に轢かれちゃうし・・・」

 

「何とかしなさい、自分が連れてきたんでしょ」

 

「なんとか飼えない?」

 

当時、うちは父の会社の社宅だったので

ペットは飼えませんでした。

 

「だめ、置いてきなさい!」

 

「よく、そんな事が言えるね。

信じられないよ」

 

僕は子犬が居た所まで戻りましたが

どうしても、子犬をそこに置いてくる事ができず

その場に座ってポロポロと涙を流しながら

抱いていました。

やがて夜になりましたが僕は帰りませんでした。

 

もう、時間が何時だったのかまでは覚えていませんが

僕を探していたのでしょう、

仕事から帰って来た父親が草履を履いてやってきました。

 

「その犬か」

 

「・・・・・うん」

 

「いいか、うちは犬が飼えないから、

もし、その犬をコッソリうちで飼うと

悲しい事になるぞ」

 

「大丈夫だよ、黙ってればばれないよ」

 

「犬だって吠えたいだろ?

お前は家で無言でいれるか?」

 

「・・・・・・」

 

「お前が沢山その犬を抱くほど

その犬はお前を好きになっていく。

どんなに好きになっても家では飼えないだろ。

だから、できるだけ早く、犬をここに置いて帰ろう。

それが、その犬にとって一番幸せなんだから。」

 

「なんとかしてよ!

勉強も頑張るし、宿題も絶対忘れないようにするから

なんとかしてよ!!」

 

「置いてきなさい」

 

父は強引に僕の手を引き、僕を家まで引きずって行きました。

僕はその日、朝まで泣きました。

 

次の日、学校に行く時に

子犬が居ないか確認しましたが居ませんでした。

いや、それからその子犬の姿を見る事はありませんでした。

 

そんな思い出からか、僕はペット育成アプリ等で

愛嬌をふりまくバーチャルペットを見ていると

その子犬の事を思い出すとともに

心のままに、子犬の為に涙を流した

そんな昔の自分を思い出して、いとおしくなるのです。

 

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